講演題目『Recurrent infomaxによって最適化した再帰型ニューラルネットワークの情報処理特性』
講演者:岩出 尚
所属:京大情報
日時:平成28年11月28日(月)16時30分~18時00分
会場:京都大学吉田キャンパス 総合研究12号館003講義室(地階)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/ の54の建物
概要:
近年,ランダム結合によって構成される再帰型ニューラルネットワークのダイナミクスを利用して情報処理を行う reservoir computing [1,2] が注目を集めている.
本研究では,再帰型ニューラルネットワークに対して,recurrent infomax(RI)[3] と呼ばれる教師無し学習を適用し,reservoir computing の枠組みで用いられるベンチマークタスクにより計算能力の変化を調べた.本発表では,RI によって得られる再帰型ニューラルネットワークの情報処理の性質および構造の特徴について述べる.
[1] W. Maass, T. Natschläger, and H. Markram, Neural computation 14, 2531 (2002).
[2] H. Jaeger and H. Haas, science 304, 78 (2004).
[3] T. Tanaka, T. Kaneko, and T. Aoyagi, Neural computation 21, 1038 (2009).