大脳基底核における正常・異常神経活動のメカニズム

space

講演題目:大脳基底核における正常・異常神経活動のメカニズム
講演者:北野 勝則
所属:立命館大学 情報理工学部
日時:平成29年12月26日(火)14時00分~15時00分
会場: 京都大学吉田キャンパス 総合研究8号館 講義室1 (1階 127)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/ の59の建物

概要:

随意運動の中枢の一つである大脳基底核では、その神経活動パターンが運動機能の正常・異常と密接に関連している。正常機能時には、特徴的なリズム活動は見られないが、中脳・黒質のドーパミン細胞の縮退が原因とされるパーキンソン病疾患時には、特徴的なリズム活動が観測される。このドーパミン投射の有無がもたらす正常・異常神経活動の間の遷移過程ついては、まだ不明な点も多い。このテーマを理論・モデル的観点から研究を行い、現在までに得られた予備的結果と関連研究の紹介を行う。