位相振動子モデルを用いたカエルの合唱構造の解析

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講演題目位相振動子モデルを用いたカエルの合唱構造の解析』
講演者:合原 一究
所属:筑波大学
日時:平成29年7月3日(月)16時00分~18時00分
会場:京都大学吉田キャンパス 総合研究12号館003講義室(地階)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/ の54の建物

概要:
田んぼに水が入ると、カエルが集団で鳴き始める。このようなカエルの合唱は日本各地で観察でき、夏の夜の風物詩と言えるだろう。カエルは鼓膜を備えており、他個体の鳴き声を認識できる。そのため、音認識に基づく相互作用の結果、個体同士がタイミングを合わせて鳴く同期現象が観測できる。
本発表では、ニホンアマガエルの発声行動を対象とした、室内実験、位相振動子モデルに基づく数理研究、音声可視化装置「カエルホタル」を用いた野外調査を紹介する。その上で、最近取り組んでいる、カエルの実験データに基づく位相振動子モデルの推定研究について議論させていただきたい。