21:23 2011/12/25 更新

形の科学シンポジウム 「運動と形」 2011/12/9〜11
討論記録

講演タイトル:推定された未来の情報を用いたカオス制御
講演者:小林 幹 他

質問者:秦 浩起
質問事項:未来情報を推定しフィードバックしたものが遅れフィードバックよりよい制御になる理由は.
回答内容:理由はわからない.状態空間の次元が小さいことが原因ではないかと考えている.

質問者:大日方 圭
質問事項:1-1)未来情報には制御項は入っているのか.
1-2)制御項を入れた方が制御は安定するのではないか.
2) 制御がうまくいく,いかないの条件はわかっているのか.
回答内容:1-1)入っていない.
1-2)目的からすればそれをすると外れてしまう.制御の観点からは容易になる可能性はある.
2) 正確な情報を持たない系ではわかっていない.



講演タイトル:双曲性・非双曲性と拡大率スペクトル
講演者:松井 克仁 他

質問者:吉野 隆
質問事項:双曲領域と非双曲領域は解空間で見たときにどのような違いがありますか.
回答内容:一見すると違いを見つけることは難しいかも知れませんが,細かい構造が異なります.



講演タイトル:光速カメラによる水滴落下の観察と考察 
講演者:黒岩 宏紀 他

質問者:大日方 圭
質問事項:水滴のサイズと落下間隔の間に相関はあるか.
回答内容:ある.見てわかるとおり小サイズと派滴が連続して落ちることがあるので関係性があり高次元のカオスになっている.



講演タイトル:反応拡散系モデルによるひまわりの花序形成
講演者:田中 吉太郎 他

質問者:吉野 隆
質問事項:1)3つ目の点はどうやって決まるのですか.
2)原基は移動の間ずっと物質を放出し続けるのですか.
回答内容:1)全ての方向を調べて同じ値があったら最初に見つけた方を使っています.
2)放出し続けています.

質問者:大日方 圭
質問事項:計算上境界ではどう処理しているか.
回答内容:0にしている.



講演タイトル:Multipolar planetary nebulae: Not as geometrically diversified as thought
講演者:Sze-Ning Chong 他

質問者:吉野 隆
質問事項:房の膨らみ方はシミュレーションごとに変えていますか.
回答内容:変えています.年齢に関係していると思います.

質問者:松岡 篤
質問事項:提案されたモデルを使って,惑星星雲の3次元形態の分類はどのようになりそうですか.
回答内容:分類について言及するためには観察数を増やす必要がある.



講演タイトル:背負子とエングワに見る力学性について
講演者:久保 光徳 他

質問者:大日方 圭
質問事項:1)この人形に対する負荷はどうなっているのか.
2)うまく微分されるようになっているか.
回答内容:1)力度だけでなく,使い方に見合って人間工学的にもよいものであると考えている.
2)モデル化,計算は行っていないが可能.

質問者:久保 光徳
質問事項:1)民具(背負子)は家庭で作られるのか.
2)異なる家庭で作られた背負子でも同じ形をしているのか.
回答内容:1)はい.
2)形はそれぞれだが,どれも連続応力になるような形になっている.



講演タイトル:中生代放散虫 Pantanelliumの骨格構造が持つ多面体幾何学的な特徴
講演者:吉野 隆 他

質問者:阿賀岡 芳夫
質問事項:1)放散虫に使われている5角形,6角形は正5角形,正6角形からどの程度離れているのか.
2)例えば正12面体の形をした放散虫が存在しない理由として正多角形となる面を自然は構成する能力がないから,
と考えることはできるのか.
回答内容:1)正確なずれはわかりません.モジュラー折り紙でつじつま合わせができる程度のずれだと認識している.
2)完全な正多角形でなくても十分ということだと思う.それほど厳密に作る必要はないだろう.
(講演では説明しなかったが藻類の中に正12面体形状のものがいる.)



講演タイトル:多節Nassellaria(放散虫)の捕食行動と系統分類
講演者:松岡 篤

質問者:久保 光徳
質問事項:2種類の殻形態(経緯方向と斜め方向配列)の違いはその捕食器官の形態の違いおよび.
それに連動した捕食行動の違いによる,それぞれの殻内での内圧変化形態の違いに依るものか.
回答内容:その殻状態の相違は捕食行動による殻内での内圧変化には依存しない.

質問者:木元 克典
質問事項:放散虫の捕食ビデオの中にみられた捕食行動は餌がかかった時に仮足を引込めるのか,
それとも網を仕掛けて1度にとる方法のどちらか.
回答内容:Eucyrtidium hexagonatumは1本釣りタイプ(餌がかかったら仮足を引込めて捕食する)で,
一番長い軸足であるaxial projectionは螺旋状になっている.
Eucyrtidium hexastichumも前種と同様に1本のaxial projectionをもつが,
螺旋状にはなっていない.両種で補食行動は似ているが細部が異なる.


講演タイトル:ACトラップ中に閉じ込められた帯電微粒子群の構造の動的振る舞い
講演者:諏訪部 元樹 他

質問者:大日方 圭
質問事項:層になったとき,内向きに力が働いていれば回転運動をするように思う
(見た目には土星の環のような構造にも見える)がどういった運動をしているのか.
回答内容:回転はしてないように見える.ACによる縮小拡大による動きを除けば動いていないようだ.

質問者:Gang Li
質問事項:What is the abbreviation of “AC” for. and also “q”.
回答内容:”AC” is alternated current. “q” is changed electricity.



講演タイトル:ACトラップ中の帯電微粒子の運動の統計的振る舞い
講演者:古田 洋輔 他

質問者:木元 克典
質問事項:1)何の役に立つのか.
2)どのようにして1個あるいは3個といったような荷電粒子を閉じ込めることができるのか.
回答内容:1)惑星の形成過程などのモデルに使える.
2)少量の粒子を徐々に電圧を上げていくことによって打ち上げることができる.
安定領域外のものははじき出されるので,これを繰り返して数をそろえることが可能となる.



講演タイトル:2011年新燃岳噴火〜これまでの推移と今後の見通し〜
講演者:井村 隆介

質問者:和田 桂一
質問事項:1)溶岩の火口の減りから流れ出る可能性はあるか.
2)桜島の活動活発化と関連はあるか.
回答内容:1)次の爆発ではまず溶岩ドームを軽石として吹き飛ばす,
その後にあがってきた新しい溶岩の量が多ければ流れ出るかもしれない.
2)直接関連はないと考えるが,本当のところはよくわからない.

質問者:田中 吉太郎
質問事項:1)空振は何が揺れているのか.何が見えているのか.
2)何によって起こるのか.
回答内容:1)動画の空振は雲が揺れている.空気の揺れ,音波なのでは.
2)爆発によって起こされる.

質問者:Gang Li
質問事項:1) How to collect tuff samples.
2) How to identify different layer of eruption.
回答内容:1) Friends collect samples and send them to the researcher.
2) use the description to identify the layers.



講演タイトル:メビウスの輪をもつ上皮シート
講演者:本多 久夫

質問者:諏訪部 元樹
質問事項:生物にメビウスの輪があったらどのような利点があるのか,
例えば常に細胞が流れて代謝が進むことなどがあるのか.
回答内容:その考えは面白い,今後考える.

質問者:吉野 隆
質問事項:1)表裏があるものにメビウスの輪を導入して表裏をなくす.
表裏がなくなったものに表裏の考え方を導入する,という作業を繰り返しているように感じた.
回答内容:表裏をなくすというのはなかなか面白い構造なので,
これが上皮シートとして見つかると良いと思っている.

質問者:石崎 龍二
質問事項:1-1)現実の上皮シートにはメビウスの輪の構造は見られないのでしょうか.
1-2)メビウスの輪の構造が出ない理由は上皮細胞の極性に原因があるということでしょうか.
2)例えば植物でメビウスの輪の構造は見られないのでしょうか.
回答内容:1-1)現実の上皮シートにはメビウスの輪の構造は見られない.
1-2)極性の決まり方にグローバルな機構が働いているために
上皮シートにはメビウスの輪の構造はできないと考えている.
2)可能性はないわけではないと思う.これから検討したい.



講演タイトル:任意定数による疑似一様充填とその応用
講演者:根岸 利一郎 他

質問者:阿賀岡 芳夫
質問事項:球面上の点配置に関して,円盤の点配置の球面への射影による方法ではなく,
直接球面の形状に適合した方法による配置法は考えられないか.
回答内容:まだ,明確になっていないが,この先を検討していきたい.

質問者:石崎 龍二
質問事項:1)写像は1対1ですか.この変換は物理的に近距離の点同士は変換後も近距離ですか.
2)点配置がフィボナッチ数にするとうまくいく理由は何でしょうか.
回答内容:写像は1対1で近距離同士の点は変換後も近距離となります.
自然界で例えばひまわりの種の配置においてフィボナッチ数が見られるように
効率の良い配置をする上でフィボナッチ数は良いと考えている.



講演タイトル:ACトラップにおける少数帯電微粒子の配置構造
講演者:石崎 龍二 他

質問者:茶碗谷 毅
質問事項:3粒子系の場合に粒子の入れ替えを伴わないカオス解は観測されないのか.
回答内容:3角形配置のまわりでカオス的に揺らぐパラメータ領域も見つかっている.

質問者:根岸 利一郎
質問事項:帯電粒子の帯電の時間変化はあるか.
回答内容:何カ月過ぎても変化しない.

質問者:今井 貴史
質問事項:2粒子,3粒子…と増やしていくとき,
カオスが生じるパラメータ領域は少数粒子のときの領域を含むように拡大していくのか.
回答内容:4粒子以上はまだ調べられていないので断言はできないが
粒子を増やすことでカオス領域が広がっていくことは予想される.



講演タイトル:金星過日―――天文単位測定問題
講演者:杉本 剛

質問者:庄司 多津男
質問事項:1)2012年の金星過日で金星が太陽を通過する時間はどのくらいか.
2)水星の近日点のずれは一般相対論の検証のきっかけとなったが金星過日を利用できないのか.
回答内容:1)朝7時から始まって6時間くらいで通過する.
2)金星過日は1639年に始まり数回あったが一般相対論の検証に使われた形跡はない.
むしろショー的な性格を今は帯びている.そういう目的で使えるのかもしれない.

質問者:今井 貴史
質問事項:ブラックドロップ現象は過去の問題ではなく2012年に観測を行う際にも起こりうるのか.
回答内容:ブラックドロップ現象の原因はよくわかっておらず,
レンズの磨き方など危機に関する原因も考えられるが,
それだけでなく人間の視覚の錯覚なども効いてきているようだ.
そのことを考慮すると2012年の観測時にも起こると考えられる.



講演タイトル:機械式セルオートマトンの構想検討
講演者:大日方 圭 他

質問者:茶碗谷 毅
質問事項:1)6角形CAの複雑なパターンを生むルールがあるか.
2)時間的離散化の手法は.
回答内容:1)ライフゲームのようにパターンとしての特徴がみられる複雑なルールは見つかっていない.
2)風量を周期的に変化させるなどが考えられるが安定した制御は難しい点もある.



講演タイトル:ガム咀嚼時における脳血流分布について
講演者:松浦 康之 他

質問者:沼原 利彦
質問事項:1)この研究で前頭葉の血流だけが上がっているのか,
脳全体の血流が上がっているのではないことの証明はできているのか.
2)脈や呼吸数の変化の測定はしているのか.
回答内容:1)脳の他の部位の測定も行って変化しないことを見ている.
2)心電図はとっている.

質問者:日高 芳樹
質問事項:1)脳血流の増加によって脳の機能が上がることは分かっているのか.
2)脳に直接物理的刺激を加えることによってもっと効率的に同じ効果が得られるのではないか.
回答内容:1)先行研究によって明らかにされている.
2)今のところそのような研究はない.

質問者:茶碗谷 毅
質問事項:ガムの味などは血流の上昇などと関係しているのか.
回答内容:対照実験はないのではっきりとしたことはわからないが
ガムが好きな人と嫌いな人で上昇するのかなど変わってくるかもしれない.



講演タイトル:ノイズに駆動された力学系の白色ノイズ極限
講演者:堀田 武彦

質問者:青柳 富詰生
質問事項:1)ポアソン過程を計算するときFokker-Plunk方程式のような手法を通じて解析はできないのか.
2)直接計算する本手法は数学的に見て何か問題はないのか.(物理的観点からはOKだと思うが)
回答内容:1)マスター方程式を通じた解析になると思われる.
2)ストラトノビッチの積分になることは正しい.基本的に問題ないと考えている.



講演タイトル:位相記述可能性の観点で見た周期性の強いカオスの特徴
講演者:今井 貴史 他

質問者:秦 浩起
質問事項:複数周期WST法による周期がよく説明できないのは不変確率密度が大きく変化するときだけか.
回答内容:いいえ.そうでないケースもあり,その場合の原因はまだわからない.

質問者:茶碗谷 毅
質問事項:複数周期のWST法をカオスに適用する際,
等位相面のとり方により得られる位相応答曲線はどのように変わるか.
回答内容:面の位置により位相のずれは生じるが大体同じものが得られる.
ただし収束の仕方は異なる.limit cycle の場合の等位相面に近いものだと収束は良くなると思われる.



講演タイトル:不安定周期軌道を用いたカオス位相同期の解析
講演者:大内 克哉 他

質問者:今井 貴史
質問事項:Pikovsky達の述べた不安定周期軌道が
アトラクターの外に出るという現象は今回の話にどう関わってくるか.
回答内容:スライドでは省略しているが実際には
最後までアトラクターの中に残っている不安定周期軌道だけが効いてくる.

質問者:茶碗谷 毅
質問事項:サドルノード分岐を起こして出現した
”安定な”不安定周期軌道Snはその後分岐を起こさないのか.
回答内容:実際には更に不安定化している場合もある.



講演タイトル:宇宙の渦巻き:銀河スパイラルの起源とダイナミクス
講演者:和田 桂一 

質問者:元廣 友美
質問事項:1)300万個の星のシミュレーションの初期条件として角運動量が与えられていましたが,
なぜ最初に角運動量が与えられているのですか.
個々の星はランダムな運動量を最初持っているほうが自然に思いますが.
2)銀河全体を集めると角運動量の総和は0になりますか.
回答内容:1)最初の揺らぎで角運動量を極所的に与えられます.
与えられない銀河のほうかむしろ少ないと言えます.
2)銀河団と呼ばれる単位ではほぼ0になります.
もっと大きな単位ではまた少し角運動量の揺らぎが与えられます.

質問者:沼原 利彦
質問事項:銀河同士が合体する時にも恒星同士がぶつかることはないのでしょうか.
回答内容:粒子はぶつかるが恒星同士がぶつかることまずありません.

質問者:古田 洋輔
質問事項:楕円銀河が球状であるのに対し,渦巻銀河が平らに潰れるのは何故か.
回答内容:回転を起こしている方向は安定なのに対し,
回転に垂直な方向はひずみが少しでも生じると潰れる方向の力が強くなっていくため.



講演タイトル:身体名称想起時におけるヒト脳内活動部位の時空間推移の推定
講演者:山ノ井 高洋 他

質問者:沼原 利彦
質問事項:1)なぜ「線画」を使うのですか.
2)「手」の線画を見せるとき利き手側の線画を見せるか,
聞き手と反対側の線画を見せるかで差はありますか.
3)日本語はハイエンテクト言語で英語はローエンテクト言語と思いますが,
言語によって差はありますか.
回答内容:1)写真だといろいろな情報処理が入るのでシンプルな線画を使っている.
2)
3)差があります.漢字だとパターン認識が働く必要があり,
英語は「ひらがな」と同じではないかと思う.

質問者:本多 久夫
質問事項:身体の部分の名についてのご研究でしたが別のもの,例えば花の名では別ルートなのか.
回答内容:分岐がある.手のとき「動き」の機会があって運動に関する領域を経るなどする.

質問者:根岸 利一郎
質問事項:計測の前の「線画」とその「表音」と提示しているが,
音だけの場合では判断の動作が異なってしまうのではないか.
回答内容:その通りで,今後音だけの場合との対応を検討したい.



講演タイトル:螺旋による造形U
講演者:森田 克己

質問者:沼原 利彦
質問事項:螺旋の造形に際し,右巻螺旋を使うか左巻螺旋を使うか何か考えがありますでしょうか.
回答内容:

質問者:根岸 利一郎
質問事項:「魅力ある新しい形」と個性と凡庸性との数量的な差異はどうなっているか,
「魅力ある新しい形」は民族や生活環境でどのように異なるかについての今後の対応はどうか.
回答内容:造形する時の各種数量を決めている.民族によって魅力ある形は大きく異なり,
螺旋などが多く取り入れられている.
環境や民族によるこの差異は大きな問題なので今後も検討していきたい.

質問者:庄司 多津男
質問事項:(参考までに)外転トルコイドの図形は核融合磁場閉じ込めの研究で使われている
トルサトロン磁場配位をつくる電流コイルの配位と似ています.
トーラス(ドーナツ状)容器に電線をヘリカル状に巻いたもので,
これを上から眺めると転トルコイドの図形になります.
この電線に電流を同方向に流すとコイルの電流成分は∝exp(imθ+nφ)で表され
(θはポロイダル角,φはトロイダル角)m/nのトルサトロン型磁場コイルと呼ばれています.
ちなみにこの線に沿った電流を流した時の磁力線が乗っている面磁気面などは
カオスとかにも関係してよく研究されていて面白い図形があります.
参考:「核融合のためのプラズマ物理学」宮本健郎
回答内容:いろいろな分野の人達が来る「形の科学」での学会は参考になる.



講演タイトル:ユニバーサルサービスとしての書写教育における習字指導のあり方
講演者:沓名 健一郎

質問者:大日方 圭
質問事項:大体何人に一人くらいの割合で障害を持つ人がいるのか.
回答内容:データでは100人に対し4,5人,親が認めないことなどがあるので実数はもっと多い.

質問者:松浦 執
質問事項:漢字の部位ごとの形の認識,正誤区別が正常でないのでしょうか.
回答内容:指導上正しい形については重点的に教えて線の本数なども正しく数えている.
しかし書くときになるとどうしても正しくない形になってしまう.
字のイメージを適正に再現しない.



講演タイトル:離島における科学部の活動
講演者:西 雄高

質問者:森田 克己
質問事項:1)芸術系の授業の状態はどうか.
2)芸術系の部活についてはどうか.
回答内容:1)常勤,及び,非常勤講師が対応している
2)美術部,吹奏楽部がある

質問者:宮崎 修次
質問事項:1)一学年の人数は. 
2)物理学選択者の人数2年生 
3)物理学選択者の人数3年生 
4)物理選択者の主な進学先 
5)科学部の人数 
6)図書情報の不足を情報基盤を利用して補うのか.
7)ここの研究テーマは何らかの結果が出るまで誘導するのか
生徒に任せ結果が出なくともよしとするのか
回答内容:1)140名程度.
2)14名.
3)13名.
4)九州の大学への進学が多い.
5)各部門2・3名で,全員で7名である.
6)光ファイバーが引かれはじめたが,図書不足を補うに至っていない.
7)誘導する.発表会を目標にまとめさせる.



講演タイトル:鹿児島人工衛星と集中豪雨予測
講演者:西尾 正則

質問者:根岸 利一郎
質問事項:宇宙に行く場合には,
目的実現のため信頼性を上げるために”2 out of 3”を取ることが多いが,
このミッションの例ではどうか.
回答内容:この衛星では”2 out of 3”というような冗長なシステム構成をもたせることは,
衛星の大きさの観点から行わず,むしろ構成部品の点数をできるだけ少なくすることで,
故障の起こる確率を減らし,全体の信頼性を上げるように工夫した.

質問者:庄司 多津男
質問事項:衛星を積んでいるマイクロ波の周波数は.
マイクロ波による吸収・位相シフトによる水蒸気の塊の計測は衛星と
地上アンテナの間の積分値が出るのですが
それから雲の水蒸気の分布をどう推測するのでしょうか.
回答内容:衛星から放射するマイクロ波の周波数は衛星放送の周波数に近い13GHzで,
送信電力は携帯電話と同程度です.また,地上から衛星に向けて放射する電波の周波数は携帯電話や無線LANに近い2GHz帯です.
測定値は衛星と地上アンテナ間の経路上にある水蒸気に関する量の積分値ですが,
雨雲の発生に関与する部分からの寄与は時間変動が大きいことが分かているので,
測定量の時間変動の仕方を手掛かりに判断します.
将来は,いくつか衛星を打ち上げて多方向から同時観測することで,
積分値から高さ方向の分布を分離できるようになります.

質問者:権田 佳奈
質問事項:人工衛星は失敗するというリスクが高いものであるのに,
なぜそのリスクをおかしてまで打ち上げを行うのか.
回答内容:失敗したさいも,その原因を探るという点で収穫があり,
また,今回の実験での最も近道である方法が人工衛星であると考えたため,
人工衛星の打ち上げをした.



講演タイトル:簡易な実験系によるパターン形成―棒の回転― 
講演者:秦 浩起
質問者:沓名 健一郎
質問事項:バイオリンやギターの奏法にあるような“ハーモニクス”
つまり1/xの所を押さえるようにして倍音を出す技法を使えますか.どうなりますか.
回答内容:例えば,輪のようなものでゆるく固定すれば可能.軽く指で支えてもよい.
ただ,この実験が面白いのは自律的に形ができる(波長が決まる)ところにある.



講演タイトル:いびつなライトカーブを持つ小惑星の形状
講演者:江口 直明 他

質問者:元廣 友美
質問事項:月の模様のように,形状だけでなく色が違う場合もあると思うが,
例えば黒い粘土を一部につけて見るようなことをやってみる必要はないですか.
回答内容:クレータのそこは黒くぬったものだが,
単に平らなところに黒い粘土をはったのでは,
光の強さの低下は弱く,実際の現象を説明できなかった.

質問者:庄司 多津男
質問事項:明るさ(ライトカーブ)を測定した実験方法について詳しく教えて下さい.
(光源と粘土モデルとそのカメラの距離,明るさの評価など)
回答内容:明るさは普通のビデオカメラで測定し,
明るい部分のピクセルの明度を積分して出した.

質問者:秦 浩起
質問事項:この研究をはじめたきっかけは.
回答内容:先輩たちがクラブを創設した際,アドバイスをもらった.
粘土モデルは4年前の先輩がひらめいたと聞いている.

質問者:西尾 正則
質問事項:ライトカーブに視野内に入ってきた恒星による光度変化が含まれているが,
これを用いると小惑星の反射率が見積もれるのでは.
回答内容:探求してみます.

質問者:岸本 直子
質問事項:1) エロスのライトカーブにばらつきがある場合とない場合があるのはなぜ.
2) 形状で影ができることだけがライトカーブの変動の原因だとしているが,
ほかの原因は考えられないのか.
回答内容:1) ばらつきが大きいのは,雲が出ていることが原因だと考えられる.
2) 形状が即知のエロスで影が落ちるとライトカーブが変動するから.



講演タイトル:振り子の振動解析
講演者:猪野元 大樹 他

質問者:元廣 友美
質問事項:1)砂は垂直に落ちますか.
2)加速度の影響はありませんか
回答内容:1)底と離れると拡散するのでできるだけ近づけます.
2)あります.

質問者:秦 浩起
質問事項:1)振り子の同期を求めるのに近似を用いているが60cmに対し1cmは短いが,
両端で10cm以上差があるのにそのような近似を用いてよいのか.
2)近似を使わず平方根を電卓で計算すればよいのでは.
回答内容:1) 両端のことはあまり考えていなかった.
2) 長さが半端になり,作業が難しくなる.

質問者:岸本 直子
質問事項:1)y方向とx方向の吊り糸がそれぞれ独立に動く工夫はしているか
2)連続振り子がつながっている棒は何ですか
回答内容:1)特に工夫はしていないx方向の糸のつけ根に質点がなければ一体となって動く
2)ふり子用の金属の棒



講演タイトル:桜島の火山雷の特性評価とその発生モデルの提唱
講演者: 前畑 大樹

質問者:西尾 正則
質問事項:1)光学観測と電波観測で発生頻度に差はないか.
2)柱状噴火での雷の発生時間が,噴水状噴火での雷発生に比べて遅いのはなぜか.
回答内容:1)差はあまりない.雲の中で雷が起こっても,
もれてくるので光も観測できる.なので双方で同等となっている.
2)地上への落雷は柱状の噴火の方が,放電耐圧に達するまで時間がかかるから.

質問者:秦 浩起
質問事項:摩擦電気は何と何の間で起きているか.
(コメント 放電により空気もイオン化するので,それも合わせて考えるとよいのでは)
回答内容:火山礫間の摩擦で発生(持論)

質問者:宮崎 修次
質問事項:フィールドワークは行っているか.
回答内容:桜島の巡検は行っていたが最近は行っていない.

質問者:大日方 圭
質問事項:初め多地点カメラの説明があったと思うが,
画像解析は二地点以上で行っているのか.
回答内容:自分たちのCCDカメラの性能が十分でなかったので
画像解析は提供された画像からのみ行った.



講演タイトル:甲虫オトシブミへ寄生する昆虫の研究
講演者:厚地 賢人

質問者:近川 健太
質問事項:種目の違いはいっぴき見るだけでわかるのか
回答内容:個体差のある・ないのある部分では分からないが,
はっきりしているものなら分かる.

質問者:松浦 執
質問事項:モリモトイとレティキュラータの個体数比が特徴的です.
他の地域でもこれらの種の個体数比などが調べられた例はあるのでしょうか.
回答内容:この点では私達の研究が最初だと考えています.

質問者:宮崎 修次
質問事項:先行研究,関連研究の有無でどのようにサーベイしているのか.
(コメント)ネットワーク上の情報を取捨選択し,よい情報を求めてみてはどうか.
回答内容:先輩から継承される情報,協力研究者からの情報に依存している.

質問者:大日方 圭
質問事項:3種の内どれが先に現れたのか,といった事は分かっているのか.
回答内容:どれが原種に近いかは分かっていない.
今後DNA解析を行えば分かってくると思う.



講演タイトル:桜島大根を救え!〜桜島大根を使った焼酎開発〜
講演者:渕田 孝大

質問者:富永 広貴
質問事項:桜島大根は他でも育つのか
回答内容:育つが鹿児島ほど大きく育たない

質問者:宮崎 修次
質問事項:根菜であれば,需要を増やすには漬物を思いつくが,焼酎にしたのはなぜか.
回答内容:みやげものとして手にとってもらえるのは大根あめや大根の漬物よりも焼酎だと思ったから.
また,高校の近くに酒造会社があり地域に密着したテーマだと思ったから.

質問者:西尾 正則
質問事項:1)大根のいやな臭いとは.
2)アルコール発酵の二回目に酢酸はすでに醗酵していたのか.
回答内容:1)生ごみのにおい.たくわんの臭い.下手に作った切り干し大根
2)分析していないのでわからない.



講演タイトル:大根耐塩性研究
講演者:荒木 祥代 他

質問者:大日方 圭
質問事項:塩分濃度が浄化されていくにつれ,
適応する野菜が変わっていくと思うがそれについてはどう考えているか.
回答内容:最初は塩に強くなければいけない.体積が大きいほうが塩害に強い.

質問者:権田 佳奈
質問事項:使用した大根たちはどうやって手に入れられたのか.また手に入れやすいのか.
回答内容:学校にあったり,スーパーで買ったりした.比較的手に入れやすい.



講演タイトル:BZ反応の振動はどのように止まるのか.
講演者:大久保 絢夏 他

質問者:沼原 利彦
質問事項:もともと何時間実験する予定だったのか.
回答内容:二日間は実験を続ける.

以上